株式会社 宇野澤組鐵工所

ウノザワの人 04 山中 綾乃 技術部設計課 2019年入社

将来の飛躍のために
大切なのは学ぶこと

設計課で奮闘する
若手女子

山中綾乃が配属された技術部設計課は、真空ポンプやブロワの設計に携わる部署だ。入社まで図面を見たことすらほとんどなかったという彼女は、未知との遭遇の日々を送っている。

営業が受注してきた案件は、見積班を経て設計課に届く。彼女の所属する班は主にオーダーメイドの製品を担当しているので、一つひとつ仕様が異なる。例えばポンプで使用する流体はさまざまで、危険な有機溶媒を使うところもある。そういった場合は密閉性を高めるなどの工夫が必要だ。求められているサイズや品質を満たすように設計しなければならない。

図面を作っていると、疑問を感じることもある。そんな時は過去の図面を調べたり、先輩に聞いたりして解決を目指す。山中の見解を先輩にぶつけることも少なくない。

「先輩はいつも対応が丁寧で、その場で答えられないようなことでも『自分の勉強にもなるから』と言って調べてくれます。本当に感謝しています」

設計課で奮闘する若手女子

誰でも自然体で
活躍できる職場

山中は大学院で応用化学を研究していた。学業で毎日のように真空ポンプを使用していたことから、宇野澤組鐵工所に親近感が湧き、志望することにしたという。

機械工学は専門外だったが、それゆえに貴重な戦力としてチームに貢献できるという一面もある。宇野澤組鐵工所の製品は化学工場で多く利用される。そのため、化学の知識が豊富で流体に詳しい山中が加わったことで、部署内の意見の幅が広がるというメリットがあった。

技術部に女性社員は2人しかいない。しかし、皆が自然体で接してくれるので居心地は非常に良いという。

「本当にみんなと同じなんです。女性だからといって特別に気を遣われることもないので、それがありがたいですね」

誰でも自然体で活躍できる職場

未来を見据えて
多様な実力をつける

勤務時間以外は仕事のことを考えないようにしているという山中だが、仕事で役立つ勉強には時間を費やしている。業務で必要になる金属の材質について学んでいるほか、英語にも力を入れている。近年は海外向けの製品が増えてきており、今後もさらなる増加が見込まれる。製作伝票や仕様書で英語を使うことを見越し、今から英語力を伸ばしておこうという考えだ。技術部の先輩もそんな彼女の実力と熱意を高く評価し、期待を寄せている。

配属されてまだ日が浅いものの、山中が作成した図面は既にクライアントや製造の現場、外注先などに渡っている。現場から質問を受けたり、誤りを指摘されたりすることもあるが、それも成長の糧となる。製造から仕上、動作確認まで同じ敷地で行われていて、手がけたものが動くまで見届けられるのも魅力的だ。

「まだまだ知識も経験も不足していて、今は出来上がっているものを少しずつ改変していく仕事しかできません。でも、いつかは何もないところからどうしていくか考えて、オリジナルの製品を開発したいですね」

大きな目標に向かって、山中は今日も研鑽に励む。

未来を見据えて多様な実力をつける

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人づくり。

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